結論から先に言うとリスクの無い医療行為はありません。
ましてやインプラントはれっきとした手術ですので当然術中、術後共にリスクを伴います。
インプラントでは術後に細菌感染で炎症が起きる事があります。
通常は一般的な感染症の治療で短期間で完治しますが稀にはなかなか炎症が収まらずに益々悪化し、最悪インプラントの除去をしなければいけない場合があります。
手術後に周囲が炎症を起こす原因は細菌の感染の他にインプラントのコンポーネントの不具合もありますので、違和感をあれば早めにドクターに診察してもらいましょう。
自然の歯の歯根には「歯根膜」という組織があります。
この歯根膜は歯に強い力が掛かった時のクッションの役割をするものですが、歯根膜には三叉神経が通じていて触覚、痛覚、温覚や歯根に掛かる圧力を感じ取ります。
しかし人工歯根のインプラントには歯根膜も無ければ三叉神経もありません。
ですから周囲が細菌感染してもすぐに気が付かずに症状を悪化させてしまう場合があります。
特に怖いのは顎の骨を腐らせる歯周病です。
歯周病は元々かなり病状が進行するまで自覚症状が少ない病気なので注意をする必要があります。
圧感が無いのも問題があります。
自然の歯は今噛んでいるものが硬過ぎると感じた場合、反射的に噛み合わせを緩めて歯に与えるダメージを調整します。
しかし人工歯根のインプラントには圧力を感じ取る機能がありませんので、時には歯を傷めてしまう場合があります。
通常から「歯ぎしり」の癖がある方などは特に要注意ですので、就寝する時にナイトガードを使うなどしてインプラントを保護する必要があります。
稀には手術の際に一部の神経を傷付ける事があります。
これはどんな名医が手術をしても起こり得る事故ですが神経が傷付けられた場合は麻痺が残り、回復するまでに1~数ヵ月掛かる場合があります。
この様にインプラントにはリスクがありますので、手術をする時はそれを承知しておく必要があります。
手術をする前には担当ドクターから必ずリスクの説明がありますので、決して聞き流さずにしっかり聞いておきましょう。
【インプラント,リスク,医療行為,歯根,圧力】
インプラントのまめ知識は、インプラントについて解説しています。
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